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15分寝るだけで変わる。“戦略的昼寝”が注目される理由

「昼寝=サボり」はもう古い。最近、本気で“昼寝の研究”が進んでいる話

「昼寝してるところを見られるの、なんか気まずい。」

たぶん、多くの人が一度は思ったことがあるはずです。

仕事中に少し目を閉じているだけで、「疲れてる?」「昨日寝てないの?」みたいな空気になる。

“授業中に寝る=不真面目”という扱いでした。

なので、日本では今でも「昼寝=サボり」というイメージがかなり強い気がします。

でも最近、その考え方が少しずつ変わってきています。

というのも、昼寝って実は“ちゃんと研究されている”んです。

しかも、「気持ちいいからおすすめ」みたいな話ではありません。
NASAや大学研究機関などが、集中力や認知能力、健康との関係を本格的に調べています。

つまり昼寝は、“怠ける時間”ではなく、“回復する時間”。

言い方を変えると、「午後のパフォーマンスを整えるための技術」に近いのかもしれません。

自分自身、以前は昼寝にかなり否定的でした。

「昼に寝たら夜眠れなくなる」
「寝たら逆にだるくなる」
「気合いで乗り切った方が早い」

ずっとそう思っていました。

実際、眠くなったらとりあえずコーヒー。
それでもダメなら冷たい水で顔を洗う。
午後3時くらいになると、“魂だけ帰宅してる状態”でPCを触っていました。

ただ、ある日どうしても集中できなくて、試しに20分だけ横になってみたんです。

すると、起きたあと頭が妙にスッキリしていました。

大げさじゃなく、「脳のキャッシュ削除した?」みたいな感覚。

もちろん毎回そんなに劇的ではありません。
でも、“眠いまま無理やり頑張る午後”よりは確実に楽だった。

そこから昼寝について調べ始めたんですが、想像以上に研究が進んでいて驚きました。

人間は「昼に眠くなる仕様」

まず前提として、人間は昼に眠くなるようにできています。

これ、意外と知られていません。

「昼に眠い=自己管理不足」みたいに感じる人も多いですが、実際はそう単純ではないんです。

人間には“サーカディアンリズム”という体内時計があり、1日の中で眠気の波が自然に発生します。

特に眠気が強くなりやすいのが、13〜15時頃

つまり、ランチ後に眠くなるのはかなり自然なこと。

もちろん食後の血糖値変化もありますが、「そもそも眠くなる時間帯にご飯を食べている」という側面も大きいそうです。

なので、昼食後の会議で全員ぼーっとしているのは、ある意味かなり正常。

以前、オンライン会議中に参加者全員の目が半分閉じていたことがあります。

話している側も眠そう。
聞いている側も眠そう。
たぶん、誰も内容を完全には理解していなかったと思います。

でも不思議なのが、「眠いなら少し休もう」という方向にはなかなかならないこと。

多くの人は、眠気を“気合いで処理”しようとします。

コーヒーを飲む。
ガムを噛む。
立ち上がる。
外の空気を吸う。

もちろん、それも効果はあります。

でも、脳が本当に求めているのは“休息”かもしれない。

スマホだって、充電5%の状態でアプリを開き続けたら動作が重くなります。
人間の脳も、実はかなり似ている気がします。

NASAの研究がかなり面白い

昼寝研究でよく紹介されるのが、NASAの研究です。

NASAでは、宇宙飛行士やパイロットを対象に「短時間の仮眠でどれくらいパフォーマンスが変わるか」を調査しました。

その結果がかなり印象的でした。

 26分の仮眠によって、

  • 認知能力が34%向上
  • 注意力が54%向上

 したそうです。

数字のインパクトもすごいですが、個人的には“NASAが昼寝を本気で研究している”という事実が面白い。

宇宙空間って、「眠いけど頑張ろう」が通用しない世界です。

判断ミスがそのまま事故につながる。
だからNASAは、“気合い”ではなく“回復”を重視しています。

これって、仕事や勉強にもかなり共通している気がします。
眠い状態で作業すると、本当に効率が落ちるんですよね。

以前、かなり疲れている日に在庫入力をしていたことがあったんですが、気づいたら数字を一桁間違えていました。

在庫「99」のはずが、「999」。

急に超人気商品みたいになってました。

しかも、疲れている時って自分では気づきにくい。

「まだ大丈夫」と思っているのに、判断力だけ静かに落ちていく。

メールの誤送信。

同じ文章を何度も読む。

簡単なミスが増える。

あるあるです。

だからこそ、“短時間でも脳をリセットする”という考え方はかなり合理的なんだと思います。

昼寝する人は死亡率が低い?

さらに興味深い研究があります。

アテネ大学の研究では、週3回以上・約30分の昼寝をする人は、昼寝をしない人に比べて死亡率が37%低かったという結果が報告されています。

もちろん、「昼寝したら長生き確定」という単純な話ではありません。

ただ、昼寝によってストレスが軽減されたり、心血管系への負担が減る可能性があると考えられています。

現代人って、想像以上にずっと緊張しています。

スマホ通知。

チャット。

SNS。

終わらない情報。

体は休んでいても、脳がずっと働いている。

ソファに座っていても、気づけばスマホを触っている人も多いと思います。

「休憩中のはずなのに疲れる」。

あれ、結構ありますよね。

以前、休日にずっとSNSを見続けていた日があったんですが、夜になって逆にどっと疲れました。

何もしていないのに疲れる。

あれって、脳が休めていない状態なんだと思います。

だからこそ、数十分でも“情報を遮断する時間”は大切。

目を閉じるだけでも、かなり違います。

昼寝は「長く寝る」より「短く整える」

ここは結構重要です。

昼寝って、長く寝ればいいわけではありません。

むしろ、寝すぎると逆にだるくなることがあります。

経験ある人、多いはずです。

夕方に2時間寝てしまい、起きた瞬間「今は朝?夜?」となるやつ。

完全に時空が崩壊します。

一般的には、15〜30分程度が理想と言われています。

深く眠りすぎないくらい。

“少し物足りない”くらいがちょうどいい。

個人的には、昼寝環境ってかなり大事だと思っています。

以前は普通に机で寝ていたんですが、全然休まった感じがしませんでした。

光は入るし、音も気になる。

スマホ通知で起こされる。

結局、脳がずっと警戒状態なんですよね。

そこでアイマスクを使うようになったんですが、かなり変わりました。

視界を遮るだけで、脳のスイッチが切り替わりやすい。

特に昼は光刺激が強いので、“暗さ”を作るだけでも休息の質が変わります。

短時間しか寝なくても、「ちゃんと休めた感覚」が出やすい。

昼寝って、時間の長さより“回復できる環境”の方が大事なのかもしれません。

「頑張り続ける」より、「ちゃんと回復する」

昔は、「寝る暇があるなら頑張れ」という空気が強かった気がします。

でも最近、本当に成果を出している人ほど“回復”を大事にしている印象があります。

アスリートもそうですし、経営者でも「睡眠を削らない」と話す人はかなり増えました。

結局、人間ってずっと全力では動けません。

スマホですら毎日充電するのに、人間だけノンストップで働こうとする方が不自然です。

昼寝って、かなり地味な習慣です。

SNS映えもしない。

努力感も薄い。

根性論とも真逆。

でも、午後のパフォーマンスは意外と変わる。

集中しやすくなったり、イライラしにくくなったり。

作業スピードが戻ることもある。

小さい変化なんですが、積み重なるとかなり大きい。

最近、「午後になると頭が働かない」

「疲れてるのにずっと気が張っている」

「集中力が続かない」

そんな感覚がある人は、一度だけでも“短い昼寝”を試してみてください。

たった15分でも、思った以上に違います。

最初は半信半疑かもしれません。

でも一度、“ちゃんと回復した午後”を経験すると、たぶん昼寝のイメージが少し変わるはずです。

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