こんにちは、HIRUNEGAOです。
今日は「会社に仮眠室を置くとどうなるか?」というテーマで少しお話しします。
一見すると真面目な福利厚生の話ですが、実際はオフィスの日常に直結するリアルなネタでもあります。
最近、会社に仮眠室が増えている
ここ数年で、オフィスに仮眠室や「パワーナップルーム」を設置する企業がじわじわ増えています。
Googleみたいな外資の大企業だけじゃなく、国内のIT企業やベンチャーでも導入例が多いんです。
「昼寝=サボり」なんてイメージはもう古い。
今は「昼寝=午後の戦闘力を回復する必殺技」になりつつあります。
午後2時の魔の時間
午後2時。
ランチで食べた唐揚げ定食が胃の中でじんわり主張してくる時間帯。
会議室の蛍光灯はやたらまぶしく、スライドの文字がだんだん波打って見える。
気がつけば、ノートのメモ欄には「アアアアアアアアア」と自動書記のような文字列が並んでいる…。
隣の同僚はペンを握ったまま舟をこぎ、机に「ガンッ」と頭をぶつけて起きる。
その瞬間だけ会議室の全員が彼を見て、本人は赤面しながら「いや、考え事してただけです」なんて言い訳。
これ、オフィスあるあるですよね。
でももし「ちょっと仮眠してきます」と言える環境があれば?
眠気との無駄な戦いをやめて、午後の仕事をすっきり片付けられるはずです。
メリット1:作業効率がぐっと上がる
NASAの研究によれば、26分の仮眠でパフォーマンスが34%、注意力は54%もアップするそうです。
「昼寝=サボり」じゃなく「効率アップの裏技」と考える方が正しいのです。
例えば新人の佐藤くん。午前中は資料の誤字脱字で先輩に何度もつっこまれていたのに、仮眠から戻った午後はプレゼンで的確な意見をポンポン出す。
上司が思わず「お前、午前と午後で別人だな」と言うくらい。
昼寝ひとつで人間ってここまで変わるんです。
メリット2:心の健康を守る
寝不足が続くと、脳に疲れとストレスがどんどん蓄積していきます。
営業部の山田さんはいつもはムードメーカーなのに、最近は寝不足でイライラ気味。
コピー機が紙詰まりを起こしただけで「なんで俺ばっかり!」とプリンターに八つ当たり…。
でも昼休みに20分仮眠をとった日は違う。
午後からは表情がやわらぎ、「さっきプリンターに八つ当たりしてたわ、悪かったな」と自分から謝れる。
昼寝は、心の余裕を取り戻すちょっとしたリセットボタン。薬やサプリに頼らなくてもできる、最高にシンプルなメンタルケアなんです。
メリット3:企業ブランディングにも効く
仮眠室は社員のためだけじゃなく、会社のブランドにもプラスです。
就活生が会社見学に来て「こちらが仮眠室です」と案内された瞬間、目がキラキラ輝くのを見たことがあります。
「えっ、仮眠室あるんですか!?すごい…」と。
求人票に「仮眠室あり」と書かれているだけで、「この会社は社員を大事にしてるんだな」と思ってもらえる。
採用に効くし、既存社員のモチベーションも上がります。
会議室ひとつ潰してソファを置くだけでブランド力が上がるなら、投資として悪くないですよね。
仮眠室のポイント①:業務スペースと区切る
ただし、導入の仕方は大事です。
業務スペースとごちゃまぜにすると「電話が鳴って眠れない」なんて事態に。
ある会社では、仮眠用のソファを執務室の端っこに置いたら、隣の席の部長の爆笑が響いてきて「むしろストレスがたまる」と社員から不評だったそうです。
仮眠室は静けさ命。しっかり区切って、落ち着ける空間を確保しましょう。
仮眠室のポイント②:仮眠に適した環境をつくる
快適に眠れる環境には3つのポイントがあります。
- 寝る体勢:リクライニングソファや仮眠チェア
- 遮光:カーテンやアイマスクで光を遮る
- 音環境:波の音や雨の音など、ホワイトノイズでリラックス
ある会社では、仮眠室に「小雨の音」を流していたところ、社員が「ここにいるとキャンプしてる気分になる」と言って、昼寝が楽しみになったそうです。
休憩が楽しみになる会社って、ちょっといいですよね。
まとめ:眠れる会社は、強い会社
会社に仮眠室を置くメリットは大きく3つ。
- 作業効率が上がる
- 心の健康を守れる
- 企業ブランディングに効く
「業務スペースと分ける」「快適な環境を整える」のがポイントです。
午後の眠気をコーヒー3杯で無理やり乗り切るより、15分の仮眠でスッキリした方がよっぽど健全。
これからの時代は「眠れる会社」が強い会社になるのかもしれません。
皆さんのオフィスにも、そろそろ仮眠室を導入してみてはいかがでしょうか?