昼寝の効果を最大限に!とっておきノウハウ5選








ただ昼寝をするだけじゃ、もったいない!
「昼寝」と聞くと、つい“おじいちゃんの習慣”とか“学生時代の授業中のこっくりこっくり”を思い浮かべる方もいるかもしれません。でも実は、昼寝は現代を生き抜く私たちにとって、ものすごく強力な“エネルギーチャージの技術”なんです。
とはいえ、ただ適当に寝ればいいわけじゃありません。タイミング、時間、環境……ちょっとした工夫で、昼寝の質は大きく変わります。
この記事では、午後のパフォーマンスをグンと高めてくれる「正しい昼寝のコツ」を5つご紹介します。
「最近、午後になると頭が回らない」「もうひと頑張りしたいのにエネルギー切れ…」という方に、ぜひ読んでほしい内容です。
1. 昼寝は「午後1時〜3時」にすべし
昼食後、なんとなくボーッとする時間、ありませんか?
この時間帯、実は体内リズム的にも“眠くなるようにできている”んです。お昼ご飯で血糖値が上がり、その後ストンと落ちるタイミング。ここでうまく休息を取れれば、午後からの効率がまるで違ってきます。
特におすすめなのが、午後1時〜3時のあいだ。体も脳も「ちょっと休ませて」と訴えてくるこの時間帯に短い昼寝を取ると、気持ちの切り替えもスムーズ。眠気に逆らってガムを噛んだり、冷たい水で顔を洗ったりするより、よっぽど生産的です。
もちろん、お仕事や環境的にこの時間に仮眠が取れない方もいると思います。でも「10分だけ目を閉じる」「少し静かなところに移動して呼吸を整える」など、できることから工夫してみてください。
2. 昼寝は「10〜20分」まで
「30分寝たらスッキリするかな?」
いやいや、ちょっと待ってください。昼寝に関しては“短いほうがいい”というのが定説です。
20分以上寝てしまうと、体が深い眠りに入り始めてしまいます。すると、目覚めたあとに“起きたのに眠い…”という謎の現象が起きがち。これでは本末転倒ですよね。
理想は10〜20分程度。短時間でも、脳はかなり回復します。
実際、多くの企業やプロアスリートもこの時間を基準に「パワーナップ」を取り入れているそうです。
ポイントは、タイマーをしっかりセットすること。できれば15分後にアラームが鳴るようにして、入眠までの時間も考慮するとベストです。ちょっとした昼寝が、午後の作業を「別人のような集中力」に変えてくれるかもしれません。
3. 静かで暗い場所を味方につけよう
「さあ昼寝だ!」と思っても、隣で誰かが電話していたり、外から工事の音が聞こえてきたり…。これじゃあ逆にストレスです。
昼寝の効果を高めたいなら、「静か」「暗い」は正義です。
できるだけ雑音の少ない場所を選び、照明も落とすか、アイマスクを使うのがおすすめ。耳栓や、ヒーリング音楽をイヤホンで聴くのも◎。
最近では、100均や無印でも手軽に買えるアイテムが増えていて、“お昼寝セット”をカバンに入れている人も増えているとか。
ちなみに、筆者は小さなクッションとアイマスク、そしてお気に入りの「川のせせらぎサウンド」で、どこでも仮眠ができるようになりました。慣れてくると、駅のベンチでも眠れるレベルになります(※良い子は真似しないでください)。
4. 昼寝の前にカフェインをひと口
昼寝前にコーヒーや緑茶を飲む。
一見「それ逆効果じゃ?」と思うかもしれませんが、これ、実は科学的にも推奨されているテクニックなんです。
理由はシンプルで、カフェインが効き始めるまでには約20〜30分かかるから。つまり、昼寝前にカフェインを摂ると、起きたタイミングでちょうどその効果が現れ、スッキリ目覚められるというわけです。
この方法、海外では「カフェインナップ」と呼ばれ、GoogleやNASAでも採用されているんだとか。もはや、昼寝界の裏ワザですね。
ただし、カフェインに弱い方は無理せず、ノンカフェインのものでもOK。リラックスできるルーティンが一番大事です。
5. 目覚めたあとは「ちょい整えタイム」を
目が覚めたら、すぐにガッとパソコンに向かう…のはちょっともったいない!
せっかく昼寝で整った心と体を、焦って使い始めてしまうと効果が薄れてしまいます。
おすすめは、起きてからの3〜5分、ちょっとだけ“整える”時間を持つこと。軽く伸びをしたり、深呼吸をしたり、白湯を一口飲んだり…。小さなアクションで、心地よく午後のスイッチが入ります。
「昼寝したのに、なんだか逆にだるい…」という人は、この“リフレッシュタイム”を省略していることが多いようです。
最後に:ちょっとの工夫で、午後が変わる
おさらいすると、昼寝の効果を最大化するポイントは以下の5つ。
- 午後1時〜3時に寝る
- 時間は10〜20分
- 静かで暗い場所を選ぶ
- 昼寝前にカフェインを摂る
- 起きたらリフレッシュタイムを取る
たったこれだけ。ですが、この「たったこれだけ」が午後の生産性や気分、ひいてはあなたの一日全体に大きく影響します。
「昼寝=サボり」というイメージはもう古い。
今や、“戦略的仮眠”は現代人の最強ツールです。
さあ、次の午後、あなたも今日から“ただの昼寝”を卒業してみませんか?