大阪大学が研究する「昼寝の力」—15分で人生がちょっと軽くなる話
こんにちは。HIRUNEGAO(ひるねがお)です。
「昼寝って、子どものするものじゃないの?」なんて思っていませんか? でも実は、大人こそ昼寝が必要なんです。
大阪大学の研究でも、昼寝が私たちの脳や体にどんな影響を与えるのかが、少しずつ科学的に明らかになってきています。しかも、その効果がなかなか侮れない。集中力が上がる、気持ちが落ち着く、肌の調子まで良くなる。まるで“昼寝の三冠王”です。
というわけで今回は、「大阪大学が研究した昼寝の効果」をテーマに、少し肩の力を抜いてお話ししていこうと思います。
午後の自分を救う、“15分の魔法”
朝から会議、メール、資料づくり。脳みそをフル回転させていたら、午前中の終わりにはもうガソリン切れ。お昼ごはんを食べた後のあの“まぶたの重さ”——あれは怠け心ではなく、脳が本気で「ちょっと休ませて」と訴えているサインです。
大阪大学の研究によると、昼寝をすることで脳がクールダウンし、午後の集中力が回復することが確認されています。つまり昼寝は、脳にとっての再起動ボタン。たった15分眠るだけで、思考力や記憶力がすっと戻ってくるんです。
昼寝を挟むと「午後の自分が別人みたい」と言う人も多いですが、それは気のせいではありません。脳のスイッチがいったんオフになることで、再び新しい情報をスムーズに処理できるようになるんですね。まるでスマホを再起動したら急にサクサク動き出すようなもの。人間も意外と、機械と似ているのかもしれません。
“幸せホルモン”が出る昼寝の秘密
昼寝の効果は脳のリセットだけではありません。実は、気持ちを落ち着かせるホルモンまで分泌されるんです。その名も「メラトニン」と「セロトニン」。どちらもリラックスと関係の深い物質で、私たちの気分を穏やかにしてくれる大切な存在。
昼寝をすると、大脳皮質とともに眠る小脳や視床といった部分が、このホルモンたちを活発に分泌することが分かっています。つまり、昼寝=“脳の温泉タイム”。温泉に入ると「ふ〜」と力が抜けていくように、昼寝をすると脳の緊張がほぐれて、自然と呼吸も深くなる。
不思議なもので、15分眠るだけで、イライラがスッと消えたり、心のトゲが丸くなったりする。それはメラトニンとセロトニンの“ダブルパンチ”が効いている証拠なんです。コーヒーを飲むより、ちょっと寝るほうが効く日。そんな日があっても、いいですよね。
美容面でも昼寝は味方——肌のハリが戻る理由
昼寝は、心だけでなく“肌”にも優しい時間。大阪大学の研究では、昼寝中に分泌されるホルモンが肌の修復をサポートしているという報告もあります。
朝から浴びた紫外線や乾燥、PCのブルーライト。肌は午前中に結構ダメージを受けているものです。でも、昼寝の間に分泌される成長ホルモンがコラーゲンやエラスチンの生成を助けてくれる。つまり、昼寝はお昼のスキンケアでもあるんです。
筋肉の緊張もほぐれるため、血の巡りも良くなり、午後には顔色がワントーン明るくなる。「午後の打ち合わせで鏡を見たら、なんか今日いい感じ」——その秘密は、“昼寝してたから”かもしれません。
“昼寝=サボり”の時代はもう終わり
日本では長い間、「昼寝=怠け者のすること」という空気がありました。でも、世界に目を向けるとまったく逆。アメリカやヨーロッパの企業では「仮眠スペース」が当たり前。Google、Apple、NASAまで、トップ企業は“昼寝の力”を真剣に活用しています。
NASAの実験では、たった26分の仮眠で作業効率が34%、注意力が54%もアップしたという結果も。つまり、「昼寝する社員=デキる社員」。休むことは怠けることじゃない。より良く働くための準備運動なんです。
理想の昼寝のしかた
HIRUNEGAOが提案するのは、「15分のお昼寝メソッド」。ポイントは3つです。
15分お昼寝メソッド(3つのコツ)
- 15〜20分以内にとどめること:長く寝ると深い睡眠に入り、逆にだるくなります。「ちょっと物足りない」くらいがベスト。
- ベッドではなく、イスで軽く:オフィスならデスクにもたれて。リクライニングチェアやアイマスクがあれば最高です。
- 起きたら光と水を:眠気が残るときは、日光を浴びて水をひと口。脳がシャキッと覚醒します。
たったこれだけで、午後の生産性は本当に変わります。「仕事の調子が悪い日は、昼寝してない日だった」——そんな経験、きっとあなたにもあるはずです。
「昼寝文化」をもう一度、日常に
HIRUNEGAOが掲げるのは、“昼寝を文化にする”という挑戦。昼寝は、ただの休憩じゃありません。心と身体を整える、ひとつのリカバリー習慣です。
大阪大学の研究が示すように、昼寝には確かな科学的裏づけがあります。でも、その根っこにあるのは、昔から人間が自然にやってきた「ひとやすみ」という知恵。効率とか成果とか、そんな言葉に追われる時代だからこそ、「ちょっと寝る」という選択を、もっと胸を張ってできるようになりたいものです。
午後の自分を救うのは、意外と15分のまどろみかもしれません。
今日のまとめ
- 昼寝は脳のクールダウンで集中力を取り戻す
- メラトニンとセロトニンが分泌され、気持ちが穏やかになる
- 成長ホルモンが肌の回復を助け、美容効果も
- 世界では「昼寝=戦略」。日本もそろそろその時代へ
- 15分でいい。寝すぎないことがコツ
「15分で、最高の午後をつくる」。HIRUNEGAOは、そんな小さな習慣を応援しています。さあ、今日はちょっとだけ目を閉じて。世界が静かになる15分を、自分のために。



