正月休みが終わって、まだ本調子でない人へ
――自律神経の話を、少しだけ。
正月休みが明けて、最初の週。
カレンダー上はもう通常運転なのに、気持ちや体はまだ仕事に向いていない。
そんな感覚、ありませんか。
朝は起きられる。
会社にも行ける。
仕事も一応こなしている。
でも、どこかエンジンがかかりきらない感じがする。
「やる気が足りないのかな」
「休みすぎたせいかな」
そう思ってしまいがちですが、たいていの場合、原因はもっと単純です。
体が、まだ“切り替え途中”なだけ。
正月明けにしんどくなるのは、割と普通のこと
年末年始って、思っている以上に生活リズムが変わります。
起きる時間、寝る時間、食べる時間。
テレビをだらだら見たり、スマホを長く触ったり、普段より静かな時間が増えたり。
その状態から、いきなり仕事モードに戻る。
これは、体にとってはなかなか急な話です。
このときに関係しているのが「自律神経」。
体を活動モードにしたり、休息モードにしたりする、いわば自動調整係です。
正月休み中は、ブレーキ多め。
仕事が始まると、アクセル全開。
その切り替えがうまくいかないと、
・なんとなく疲れやすい
・集中が続かない
・気持ちが落ち着かない
といった状態になりやすくなります。
なので、正月明けにしんどいのは、かなり自然な反応です。
「頑張る」より先にやってほしいこと
この時期にありがちなのが、
「今年こそはちゃんとやろう」
「気合を入れ直さないと」
と、自分にアクセルを踏ませようとすること。
でも、ここで無理をすると、あとで反動がきます。
正月明けの1週間は、慣らし運転で十分。
100点を狙わなくていい。
60点くらいで回っていれば、それで合格です。
まずは体に、「もう日常だよ」とゆっくり教えてあげる。
その方が、結果的に仕事も続きやすくなります。
自律神経を整える一番の近道は、睡眠
結局のところ、自律神経を整える一番の近道は睡眠です。
特別なことをする必要はありません。
まずは、朝。
起きたらカーテンを開けて、外の光を見る。
ほんの15秒でいい。
朝日を浴びることで、体の中のリズムが動き出します。
夜になると自然に眠くなる流れも、ここから始まります。
そして夜。
できればシャワーだけで済ませず、湯船に浸かる。
体を一度しっかり温めてから、ゆっくり下げる。
これだけで、眠りの質はかなり変わります。
「今日は面倒だな」と思う日ほど、
実は一番必要だったりします。
朝の一杯が、体のスイッチになる
もうひとつ、簡単にできること。
朝起きて、コップ一杯の水を飲む。
冷たくても、常温でもOK。
これだけで内臓が動き出して、体が「起きる準備」を始めます。
余裕があれば、味噌汁。
正月で乱れがちな食生活を、少しずつ戻していくにはちょうどいい存在です。
いきなり完璧を目指さなくていい。
一杯の水、一杯の味噌汁。
それだけでも、体はちゃんと応えてくれます。
イライラしているときほど、ゆっくり動く
仕事が始まると、どうしてもストレスは出てきます。
特に正月明けは、気持ちが追いついていない分、イライラもしやすい。
そんなときに覚えておいてほしいのが、
ゆっくり話すこと、ゆっくり動くこと。
感情が荒れているときほど、人は無意識にスピードを上げます。
逆に、意識してスピードを落とすと、体は「落ち着いていいんだ」と判断します。
大げさなことをしなくてもいい。
歩く速度を少し落とす。
話すテンポを半拍遅らせる。
それだけで十分です。
正月明けは、ちゃんと疲れていていい
正月休みが終わったばかりなのに疲れている。
それっておかしいことじゃありません。
休みの間に、体は一度オフに入っています。
そこからまたオンに戻る途中なんです。
だから今は、
「ちゃんと働けているか」よりも、
「ちゃんと気持ちや体の調子が戻ってきているか」を大事にしてほしい。
少しずつでいい。
体と気持ちが追いつくのを、待ってあげてください。
最後に
正月明けのこの時期、
「もう少し休みたかったな」と思っていませんか。
それは怠けでも、甘えでもありません。
ただ、人として自然な反応なだけ。
今年はまだ始まったばかり。
ここで無理をする必要はありません。
よく寝て、
朝の光を浴びて、
体を温めて、
少しゆっくり動く。
それだけで、自律神経はちゃんと整っていきます。
今週を乗り切っているあなたは、
もう十分やっています。
ゆっくり、仕事モードに戻っていきましょう。









