今日はクリスマス、あなたの優しさをあなた自身に向けてあげて
12月25日。
街はきらきらしていて、誰かの笑い声やケーキの甘い匂いが流れてくるのに、
なぜか自分の気持ちだけ少し置いてけぼり。
そんなクリスマス、過ごしてませんか?
イルミネーションがまぶしすぎる夜って、不思議と心の中が静かだったりします。
“みんな楽しそうにしているけれど、自分はどうもしんどい”。
そんな感覚に気づく瞬間があってもいいし、それを否定する必要もありません。
そんな今日ご紹介するのは、心療内科医の鈴木裕介さんの著書
心療内科医が教える「本当の休み方」
の中から、心と身体を穏やかにしてくれるヒントたち。
クリスマスだからこそ、
誰よりも先に“自分自身”にプレゼントをあげても良いのかもしれません。
■ はじめに
世の中には“頑張り方”の本はたくさんありますが、
“休み方”を丁寧に教えてくれる本って意外と少ないんですよね。
休むって聞くと
「寝ればいいんでしょ」
と思いがちですが、実はそう単純ではなくて。
寝ても寝ても疲れが取れないのは、休む方向がズレているだけだったりします。
■ まずは、いまの自分を知る
本では、人の状態を大きく3つに分けています。
● アッパー系(交感神経が強い状態)
- 胸のあたりがざわつく
- なんとなく落ち着かない
- 体がピリピリする感覚
- 頭がフル回転して止まらない
● ダウナー系(背側迷走神経が優位)
- ぼーっとする
- 目が開きにくい
- 背中が丸まってくる
- やる気のエンジンがかからない
● 理想の状態(腹側迷走神経系)
- 呼吸が通る
- 胸のあたりが軽い
- 「大丈夫かも」と自然に思える
- 安心して誰かと話せる
■ 状態に合わせた「逆方向」の入り方
自分の現在地がわかったら、次は“整える方向”を少し変えてみます。
● アッパー系のときは、ゆるめる
- ゆっくり呼吸
- 静かな音楽
- ラベンダーの香り
- 部屋を少し暗くする
- 暖かい紅茶
- お風呂にゆっくり浸かる
● ダウナー系のときは、軽く刺激を
- テンポのある深呼吸
- レモングラスやミントの香り
- 外の光を浴びる
- 少し歩く
- 体を温めたり冷やしたり
■ “安心モード”=腹側迷走神経をオンにする
これは、いちばん私たちが戻ってきたい場所です。
- 穏やかな表情を作る
- 首を少し傾けてみる
- よく噛んで食べる
- 歌を聴いたり口ずさんだり
- 安心できる人と話す
- 緊張しない空間を用意する
こういった行動が、身体に「ここは大丈夫だよ」と伝えてくれます。
クリスマスの夜、家で暖かい飲み物を飲みながら音楽を聴く——そんな雰囲気です。
■ クリスマスという日に、自分の“スイッチ”を見つめてみる
クリスマスは本来「誰かに優しくする日」と言われています。
でもまず優しくすべき相手は、他の誰でもなく“あなた自身”。
「今日はうまく笑えないな」
「なんだか疲れてるな」
そんなふうに感じるなら、無理に気持ちを盛り上げる必要なんてありません。
イルミネーションの光がまぶしすぎる夜もあるし、
ケーキを食べる気力が湧かない日だってある。
そういう日があっても全然いいんです。
クリスマスの特別さに気持ちが追いつかないなら、
静かに自分を整える日にしても素敵じゃないですか?
■ 自分にあげる、小さなクリスマスギフト
誰かへのプレゼントもいいけれど、
今年は自分自身にプレゼントをひとつ。
- ゆっくり呼吸できる時間
- 好きな香りをほんの少し
- 温かい飲み物
- やさしい音楽
- 無理に頑張らなくていい場所
- 誰にも見せない“ほっとする表情”
それだけでも、身体がふっと軽くなることがあります。
サンタクロースだって、仕事が終わったら
「ふぅ…少し休もう」
ってココアを飲むはずですから。
あなたが休んでいい理由なんて、山ほどあるんです。
■ 最後に
今年のあなた、本当に頑張ってました。
気づかないふりをしてきた疲れもあったと思います。
だからこそ、このクリスマスくらい、
どうか自分に優しい選択をしてあげてください。
心の中に、あたたかい灯りがひとつ灯るような——
そんな時間が訪れますように。
メリークリスマス。
そして、本当に、お疲れさま。




